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ネットの片隅で起業講座(16)~フランチャイズで起業するメリットとリスク②~

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前回の「フランチャイズで起業するメリットとリスク①」では、フランチャイズとは何か?、フランチャイズ加入のリスクやメリットを考えました。

今回は続きとして、フランチャイズチェーンに加盟した後の継続的な費用である「ロイヤリティ」に必然性があるかどうか見分ける方法の紹介と最終的なまとめをします。

 ロイヤリティの必然性はあるか

メリットの小さいフランチャイズチェーンは、加盟料だけでなく、毎月のロイヤリティの必然性が低いチェーンです。

まず、ロイヤリティの必然性がある例としては、上記のようなコンビニや、業務スーパーの神戸物産のようにフランチャイザーからの仕入自体にロイヤリティが含まれている例が挙げられます。

一方で、「ノウハウの提供」をロイヤリティの根拠にする場合、ロイヤリティの必然性が薄くなります。

例えば、ラーメン店のフランチャイズチェーンに加盟した場合を考えてみましょう。

そのチェーンのラーメンの作り方を教えて貰いマスターした後は、果たしてロイヤリティを支払う意味はあるでしょうか。

勿論、ブランド名が強ければ良いのですが、大した知名度がなければ、ロイヤリティを支払い続ける必然性が薄くなってしまいます。

また、QBハウスのように理容師なら誰でも大丈夫という例を除き、普通の理髪店の場合は、店ではなく理容師に顧客が付きますので、技術をマスターした後は、集客やノウハウの対価としてのロイヤリティを支払う必然性はぐっと少なくなります。

このように、ノウハウ提供的なフランチャイズの形態には注意が必要です。

自分でできるんだから独立してやると思っても、契約により同業を開業できないという羽目になり、ずるずると続けざるを得ないという状況になる可能性があります。

フランチャイズのリスクとメリットまとめ

リスク

上記のように、起業者にとって、開業資金や加盟料、ロイヤリティの存在は大きなリスクとなります。

また、現在のように高度にシステム化されたチェーンに加盟する場合、結局はシステムの歯車の一部として働かざるを得ないということもあり得ます。

これはメリットでもあるのですが、ただの雇われ店長と何が違うのか、という疑問を抱くこともないとは言えないでしょう。

また、フランチャイズチェーンから抜けたいと思った場合でも、同業種では一定期間営業してはならないという契約上の縛りがある場合があります。

ノウハウを得たから自分の店を開業したいと思っても無理な場合があるのです。

メリット

勿論メリットもあります。

まず、ビジネスアイデアを一から考えなくても起業することができますし、ノウハウがなくてもそのフランチャイズチェーンのシステムを活用することで直ぐに起業できるという点はメリットになります。

また、全国的に知られたフランチャイズチェーンはブランド力があり、集客力があります。

これは、集客に苦しむ起業者にとっては、かなり助かる部分です。

加えて、コンビニのフランチャイズチェーン店では、最低の年間収益の保証額があるところもあります。

このように兎に角自分で事業をしたいという場合はそれなりのメリットがあります。

フランチャイザーにとってのメリットは大きい

最後にフランチャイザーにとってのメリットを考えてみます。

フランチャイザーにとってフランチャイズのメリットは非常に大きいと言えます。
なぜなら、レギュラーチェーンと比べて、資金をかけて出店する必要もなく、加盟料及びロイヤリティまで手に入るからです。

特に大きなメリットは事業展開のスピードが早くなるということです。

他人のヒト・モノ・カネという経営資源(つまり人のふんどし)を利用出来るため、リスクをかけずに素早く事業展開をすることができるのです。

今でも、フランチャイズ展開をしたいという事業者が絶えないのはこれが理由です。

まとめ

これまで、フランチャイズで起業するメリットとリスクを考えてきましたが、重要なことは、フランチャイザーの言うがままになって、エイヤで起業してしまわないことです。

どのフランチャイズチェーンもメリットとデメリットがあります。できれば、勢いだけで突っ走らずに、事前にそのチェーン店を見に行くなどして、考えることをオススメします。

東京チ○ラめしのフランチャイズ然りです。

 

それじゃ。